昨日、会社の先輩方と観てきました。
 おもしろかったー!エリザベス統治下のイギリスについては全然詳しくないけれど(笑)、それでも楽しめました。歴史が好きなのに詳しくない(覚えられない)事実に打ちのめされながら観ました(笑)。

 前作の『エリザベス』とあわせて、もう一度観たい。
 ケイト・ブランシェットが本当、綺麗で!美人さん!

 衣装はそれこそ豪華絢爛という言葉がぴったりなくらい素晴らしいものでした。数も!どれだけ着替えるんだよってくらいに色々な鮮やかな衣装を纏って。ストーリーだけでなく、そういうところでも楽しめた。パンフレットが欲しいな。買えばよかった・・・・・・
 紫のドレスと鎧が個人的に好きです。かっこいい!

▼以下、ネタバレ含


 前作とのエリザベスの相違点に着目してみるとさらにおもしろそう。一作目は即位するまでだから、とても感情豊かで溌剌としていて若々しいし、同時に初々しさがあると思う。最後の戴冠式(?)とそれまでのギャップが印象的でした。9年も前だからあまりはっきり覚えてないけど。
 今回は成熟した女性ということで、威厳がもの凄いですね。エリザベス個人としての感情と、“女王”としての振る舞いや判断との間で葛藤する姿が相当細かく描かれていたのにびっくりしました。もっとスペインとの戦争をメインにするのかと思ってた・・・・・老いや死に対して恐怖を感じているところ、ベスとウォルターに当り散らすところ、エリザベスの内面に関するエピソードの方がメインのように思える構成でした。

 ベスはそれこそ自分の分身のように思っていた“お気に入り”で、そこに若い頃の自分を投影してエリザベスはウォルターとの擬似恋愛を楽しむけど、ウォルターに対して抱く感情は単なる恋愛感情よりはもう少し複雑なような気がします。執着・・・・・みたいな。
 ウォルターの航海を許さなかったのも、恋心だけじゃなくて、自分は外の世界に行きたくても行けないのに・・・・って思いもあったような気がする。
 二人の結婚がわかって感情的になる場面では、ウォルターとの関係に対する嫉妬心からというよりはむしろ、ベスが自分自身ではなく他人なんだということをはっきり突きつけられて、取り乱したような感じを受けた。ベスが持つ若さや、妊娠したことへの妬ましさや羨望があったと思う。もちろんその相手がウォルターだというのも取り乱す原因だったろうけど、それが主じゃないはずだ。たぶん“ベスが”という事実の方が彼女にはショックだったろうと思う。“可愛さ余って・・・・・”みたいな感じだもんな。
 そして、おそらく自分が子どもを産むことなく生涯を終えるだろうということを考えて、大きな絶望感に襲われたのではと想像しました。
 だから、最後の“すべての国民の母”だというセリフはとても深いなあと思う。